プログラムは、山田悟先生の講義と、東京と大阪各2名のシェフが腕を振るうロカボランチの実食。さらに、血糖値測定器を持つ参加者は、食中と食後の血糖値を自己測定し、その変化を体感する内容だった。
東京会場に参加したリストランテホンダのオーナーシェフ、本多哲也さんは、前日におにぎり2個と野菜ジュース200㏄を食べて自ら血糖値を測ったところ、食前血糖値が96、食後血糖値が153だった。それが、セミナー当日の自己測定では、食前108、食中107、食後107という結果に。4皿を満喫したのに数値が下がったことに、本多さんは驚き、ロカボは血糖値を上げないことを実感できたという。
「現在、日本にいる血糖値異常者は2000万人、6人に1人です。この数を、ロカボを広めて減らしましょう」と山田先生は呼びかけ、「ロカボのお食事を提供してくださるレストランや商品を開発してくださる企業があれば、おいしいものを食べながら健康になれます。外食を諦めていた人たちにお店の扉を開けていただけるのです」と結んだ。
食べるよろこび、生きるよろこびを手にできるロカボ。その可能性を感じるセミナーだった。

低糖質セミナー
おいしく満足しても 血糖値が上がらないロカボ
低糖質食「ロカボ」とは何か。その食事とはどんなメニューなのか。
おいしく満足しても 血糖値が上がらないロカボ。
山田悟先生の講義と、シェフが腕を振るうロカボランチの実食を通して、
低糖質食を基礎から学ぶセミナーが開かれた。
セミナー開催の
目的
今、注目されている「低糖質食(ロカボ)」について、基礎から正しく学ぶとともに、ロカボメニューを実食し、体験の上で理解を深めてもらいたい。
一般社団法人食・楽・健康協会理事長
北里大学北里研究所病院 糖尿病センター長
Satoru Yamada
山田 悟
1970年東京都生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。医学博士。東京都済生会中央病院勤務などを経て2002年から北里研究所病院勤務。年にゆるやかな糖質制限=ロカボの考え方を広める 「食・楽・健康協会」を設立。
著書に『奇跡の美食レストラン』『ロカボバイブル』(共に幻冬舎刊)がある。
- 東京会場
- 2015年9月9日 厨 BO! SHIODOMEにて
- メニュー担当:荻野伸也シェフ、中尾崇宏シェフ
- 大阪会場
- 2015年9月23日 hu+g MUSEUMにて
- メニュー担当:佐々木康二シェフ、西川功晃シェフ
- 主催
- 料理王国
※本ページに掲載されている情報は、セミナー開催時点の内容です。