宮城県産水産加工品の販路拡大と知名度向上のために県が主催する「平成29年度第2回サカナップみやぎ個別商談会」が9月5日、「ホテルレオパレス仙台」で開催された。
通算では6回目、今年度では5月の開催に続く2回目となる本商談会は、宮城県の水産加工業者の水産加工品を紹介するウェブサイト「サカナップみやぎ」を閲覧したバイヤーが商談したい加工業者を指名するスタイル。うまくマッチングできれば、目的が生産者双方にとって、効率よく商談ができると評価は高い。
会場では多くの生産者と21のバイヤーが熱い商談を繰り広げ、140を超える商談が行われ、満足した参加者には多くの笑顔が見られた。
宮城の水産物のポテンシャルの高さと水産加工品への期待
商談会では、宮城を代表する水産物、金華サバやホヤ、サンマ、カキやギンザケ、アンコウ、健康や美容面でブームになっているアカモクなど、そのままでもポテンシャルが高い食材を、さらに食べやすく、扱いやすく加工したさまざまな商品がラインナップ。商談を終えたバイヤーからは「宮城県らしい商品が多くてよかった」「地場原料を扱った商品には大変勉強になった」「タイミングよく旬な宮城グルメに出合えたのでよかった」など、良質な食材を上手に活用した商品に対して称賛の声が多く聞かれた。また、直接顔が見える商談への満足度が高く、生産者の笑顔からもその成果が感じられた。
宮城県が主導し継続的に開催するこの取り組みにより、バイヤーや生産者の宮城の水産物に対する意識も変わり、新商品の開発から一緒に取り組むなどの動きも生まれている。今後も、宮城の水産加工品から目が離せない。
朝10時から夕方4時過ぎまで140を超える商談が繰り広げられた。